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近年、仏教の両輪である智慧と慈悲を近代的に再編集したマインドフルネスやコンパッションが、身心の症状の改善や健康の増進に効果をもたらすことが示されつつあります。僕は、これらの瞑想の実践を深めながら、そこで得られた体験や疑問をもとに仮説をたて、認知神経科学の手法を用いて、瞑想のメカニズムの検証を進めています。また、それらの知見も踏まえながら、瞑想を、病院・学校・企業・刑務所などで安全かつ効果的に活かせる介入法の開発や、瞑想を社会システムに組み込んでいくためのデザインの研究も進めています。

一人称の体験から生じる様々な問いを三人称の科学で解き明かしながら、そこで得られた知見を社会へと浸透させていくことで、人々の身心共に健康的な生活に貢献していきたいと考えています。